アパートもしくはマンション、戸建てに賃貸で住んでいる方。家賃、更新費、火災保険代は下げられないと思っていませんか?実は下げることができるんです。
毎月支払う固定費の中で1番大きい支出になりますので、金額を下げることができれば家計の支出を減らすことができます。今回は家賃、更新費、保険代を下げる方法と注意点をお伝えします。
賃貸にかかるお金
多くの方が機械的に支払っている家賃ですが、下記のような項目があります。
(1)家賃・共益費
(2)駐車場代
(3)火災保険・地震保険
(4)更新費
家賃・共益費
家賃は毎月支払う大家さんに支払うお金です。入居者が共同で使用したり、利用したりする設備に対して支払う共益費と併せて毎月引き落とされる方が多いと思います。
駐車場代
駐車場代は車を借りている方にのみかかるお金です。
火災保険・地震保険
火災保険・地震保険。こちらは直接大家さんに支払うわけではありませんが、アパートを借りるときに保険への加入を義務付けている大家さんが多いため、住み続けている限り支払う契約となっている方が多いです。
更新費
アパートは基本的に2年契約となります。契約満了時に事前に定められた更新料を支払います。実は駐車場代についても更新料が発生する方が多く、家賃は2年ごとに発生する賃料ですが、駐車場は1年に一度更新料を支払っている方もいるはずです。
賃料を下げる方法
2年に1度の更新のタイミングで家賃交渉をされる方もいると思いますが、実はいつでもできます。大家さんが合意してくれて契約の変更手続きを行えば賃料はいつからでも変更できます。言うのはただなので、積極的に交渉してみましょう。
ここでポイントが3つ
(1)交渉時期を気を付ける
(2)同じアパートが空室になったタイミングで賃料の確認
(3)景気・物価を読む
交渉時期を気を付ける
価格交渉は5月~6月頃がベスト
大家さんにとって一番入居者が見つかりやすいタイミングは1月~3月です。このタイミングであれば空家になっても、次の入居者が見つかりやすいため強気です。一方5月頃に退去されてしまうと、次の入居者を探すのが大変です。そんなわけで5~6月に交渉してみるとチャンスがあるかもしれません。
同じアパートが空室になったタイミングで賃料の確認
基本的にアパートの賃料は経年とともに下がっていきます。借りる部屋が古くなっていくので当たり前ですね。ということで同じアパートの似た条件の部屋に空きが出た際の家賃を調べておくことで交渉がしやすくなります。「202の部屋が9万円なので、わたしの部屋も9万円にしてください!」というと説得力が増します。
家賃の調べ方は簡単で、グーグルの検索フォームで自分の「アパート名 住んでいる市町村」を入力すれば次の入居者を募集する広告がでてきますので、そこでチェックできます。
参考までに家賃下落率のグラフを添付します。

景気・物価を読む
これは運も必要ですが、周辺の家賃相場やマンション価格の推移状況をネタに交渉することもできます。今みたいにマンション価格が日々上がるような状況では交渉は難しいですが、景気が悪化しマンション価格が下がり始めたタイミング等では、大家さんも弱気になっているため、交渉がうまくいきやすいです。
といってもマンション相場がどうなるかなんて誰にも先読みできないので、交渉しようと思ったタイミングが不景気になり始めたらチャンスととらえる程度しかできませんが・・・
更新料を下げる方法
2年に1度やってくる契約更新。そのタイミングで更新料を支払っている方も多いと思います。
同じアパート全ての住民が更新料を支払っているのであれば、交渉は難しい項目です。
しかし、アパートの経年に伴って、新規契約者には更新料をなくす、もしくは更新料を下げることもありますので、その場合はチャンスです。
グーグルで「自分のアパート 自分が住んでいる市町村名」を入力することで募集がかかったサイトを見ることができます。空き部屋が出たら、検索してみましょう。
ここで更新費が自分の契約内容と違う場合はチャンスです。
「〇〇〇号室の方と同じように更新料を下げてください」と管理会社に相談してみましょう。
保険料を下げる
2年に1度の契約更新。そのタイミングで更新料を支払うだけでなく、火災保険を更新している方も多いと思います。
火災保険の申し込みは契約の中で定められている場合が多いので、加入する義務があります。ただし、どこで火災保険を申し込むかというところまでは定められていないはずです。
ですので、管理会社から紹介された保険に入り続けている方はチャンスです。保険会社から管理会社へ紹介料が入っている可能性があり、その場合相場より高いことが多いからです。
具体的にどのように下げていけばよいか紹介します。
そもそも火災保険って何?
火災保険は火災の保障だけでなく、落雷、風災、自然災害の他、水濡れ、盗難などの事故も保障してくれます。さらに建物の中にある家財や家具も保障することができるものです。
自分の契約内容・金額を調べる
まずは現状確認です。
保険証書を確認しましょう。
概要としてはこんな感じ。
区分 | 保険金額 |
家財保険 | 4,900,000 |
地震保険 | 0 |
個人賠償保険 | 100,000,000 |
借家人賠償保険 | 20,000,000 |
借用戸室修理費用保険 | 2,000,000 |
家財を再調達価格基準にて補償
大家さん・他人への賠償責任を補償(示談交渉サービス付)
安い保険を探す
価格.com等の比較サイトで条件を入力し、保険料が安くすむプランがあるか確認
管理会社へ連絡
自分で調べた保険の方が保険料が安く、補償内容も満足できるものであれあれば保険料削減のチャンスです。
管理会社へ火災保険を変更する旨伝え、承認していただければ無事保険切り替えの申し込みを行います。
補償内容等によっては管理会社の承認を得られない可能性があるのでご注意ください。
最終決断する前に細かい条件を確認するため約款を確認することをお勧めします。
まとめ
- 家賃や更新料を価格交渉するときは、周りの部屋の相場を確認してから交渉時期に気を付ける。
- 火災保険は比較サイトを使うと条件・保険料の確認が容易にできる。
- 火災保険を変更するときは、事前に管理会社へ連絡すること。
私も今年の11月にアパートを更新することになるので、準備を進めたいと思います。
価格交渉する際は、いい方にも気を付けましょう。相手も人なので。
質問、不明点などありましたら、下記問い合わせフォームからコメントをいただけると、嬉しいです。